旭化成エレクトロニクスのAK4493SEQを搭載したラズベリーパイDAC基板です。Raspberry Pi 2B/3B/3B+/4BそしてRaspberry Pi Zero WH/2WHに対応しています。
【特徴】
⚫︎ AK4493SEQは45MHz/49MHzの高精度のマスタークロックで動作します。
⚫︎ Raspberry Piの電源ノイズによる音質の劣化を考慮し、ラズベリーパイからの電源は使わず、外部電源からの電源供給に最適化した回路設計、パターンレイアウト設計になっています。
⚫︎ AK4493SEQに供給するアナログ電源は外部電源をさらに低雑音LDOを使用し、3.3Vアナログ電源、LCH、RCHのリファレンス用電源として個別に設け、デバイスの近傍に配置して低インピーダンスのまま配線しています。
⚫︎ AK4493SEQの電源用のコンデンサは低ESR、高周波数特性のルビコン製の導電性高分子アルミ固体電解コンデンサを採用しセラミックコンデンサと並列接続して徹底した耐電源ノイズ設計となっています。
⚫︎ アナログ出力はTI製の超低雑音、低歪、高精度のSoundPlusオーディオオペアンプOPA1612で、構成するアナログフィルタのコンデンサにはPanasonicのフィルムコンデンサECHUシリーズを採用し正確なフィルタ特性を実現しています。
⚫︎ 45MHz/49MHzの水晶発振器を実装して、Raspberry Piに対しマスターモードとして動作しI2Sにクロック信号を供給します。
⚫︎ 基板上のディップスイッチで6種類のサウンドカラー(32-bit Digital Filter)を選択でき、それぞれの音質を楽しめます。
⚫︎ LEDによってで再生中のサンプリング周波数、設定されているデジタルフィルタの状態がモニターできます。
⚫︎ 128 x 64dotsのOLED(有機ELディスプレイ)を接続することで再生中のサンプリング周波数、設定されているデジタルフィルタ特性、アッテネータレベルを表示できます。
⚫︎ 基板上のパッドにジャンパー線を介し10kΩ程度の可変抵抗を接続することでAK4493SEQのハードウェアボリュームを制御しアッテネータレベルを調整できます。(ハンダ付けが必要です)
【仕様】
項目 |
仕様 |
備考 |
再生モード |
PCM |
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サンプリング周波数 |
32kHz〜384kHz |
|
オーディオ出力 |
電圧 |
2Vrms |
1kHz |
端子 |
金メッキRCA x 2(Left & Right) |
|
電源電圧 |
5V |
3.7V〜5.25V |
|
±12V |
±9V〜±12.6V |
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消費電流 |
5V |
100mA |
|
±12V |
200mA |
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ディスプレイ |
128 x 64 dots OLED(Grove-4ピンコネク) |
オプション |
寸法 |
85mm x 56mm |
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【外部電源コネクタ(CN7)】
1 |
+5V |
2 |
GND(デジタル) |
3 |
NC |
4 |
NC |
5 |
+12V |
6 |
GND(アナログ) |
7 |
-12V |
【電源投入シーケンス】
RBD-A4493Sを正しく動作させるにはRaspberry Piの電源と本基板の電源を入れる順番があります。RBD-A4493SとRaspberry Piと同時にオンするか、はじめにRBD-A4493Sの電源をオンしてからRaspberry Piの電源をオンして下さい。もちろん、電源の投入順番が逆になってRBD-A4493SおよびRaspberry Piが壊れることはありません。
【デバイスモデル】
Voumioではプレイバックオプションのデバイスモデルは「Allo BOSS」を指定してください。
【同梱品】
スペーサー
10mm オス-メス:4個
22mm オス-メス:4個
ナット
M2.6:4個
【参考資料・記事】
■■本製品の仕様や外観は改良のため予告なく変更することがあります。■■